ケンタロウ

【ケンタロウさん】料理は失敗しないAIよりも、失敗する人間がいい。

AI(人工知能)は遅かれ早かれ日常生活の中心になってきます。

今まで便利だと思ってたことも、AIの登場によって不便に感じることも出てきます。
便利の感覚のレベルがどんどん高くなってしまうのです。

料理もAIによって様変わりするでしょう。
もうすでにいかに手間をかけずにおいしいものを作るかが当たり前になりつつあります。
今まで人間が手で一つ一つしてきたものもどんどん省力化されて手間がかからないようになっています。
今はボタン一つでその食材に合った調理法を選んで自動で作ってくれます。

確かに時間も節約できて便利ですが、一方でなくなることもあります。
それは失敗です。
料理は失敗しない方がいいです。
料理で失敗するとやる気がなくなってしまいます。
でも、失敗があったからこそよかったというのも誰もが経験しています。
失敗で得るのは大きく2つです。
1つはコツです。
失敗すると、次はこういうしようという気づきがあります。
もう1つは笑いです。
料理をしていると、たまに笑ってしまうような失敗をすることがあります。
たとえば、卵を割って殻を捨てようとしたのに、考え事をしていて、卵そのものを捨ててしまったことがあります。
捨てた瞬間にハッと気づいて「おいっ」と自分にツッコミます。

ケンタロウさんがこんなことを言ってました。
「さじには使う順番があって、固形の調味料から分量を量ると洗い物が少なくなって楽だよ。これはちょっとした知恵だけど、僕もなかなか実行できない」
プロでもできないのかと、クスッと笑いが生まれます。
わかっているのにできない、これこそが人間味なのです。

AIが組み込まれたロボットにはこんなことはありません。
失敗しないようにプログラミングされているからです。
人間も慣れてくると失敗は少なくなりますが、それでもゼロにはなりません。
ただ、失敗はゼロがいいかというと、そんなことはありません。

失敗から生まれる副産物も多いです。
たとえば料理なら、これとこれを組み合わせたらどうなるだろうと思うことがありますが、失敗することもあれば、思った以上においしいこともあります。
醤油を入れ過ぎてしまったから、水を入れて煮物に変えようということもできます。
いわゆる臨機応変に作ったおかげで、そこから新しいレシピが生まれることもあるのです。

気になる人との料理で、最新のクッキングマシーンを使ってパーフェクトな料理が出来上がるのもいいですが、ああだこうだ言いながら悪戦苦闘するのも、それはそれで楽しいのです。
魚を触ると手に匂いがつくというのも、それも一つの経験です。
そういう楽しみや経験もAIによってどんどんなくなっていくのは寂しいです。

便利もいいですが、失敗も大事です。
失敗からコツと気づきが生まれ、時には笑いと愛も生まれるのです。

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