ケンタロウ

【提言】ケンタロウ本「ふたりのハッピーメニュー」のエッセイは家庭科の教科書(もしくは副教材本)に載せるべき/その3

【その3】体のために食べるのか、おいしいから食べるのか

p41「野菜はおいしい」は野菜を例に挙げ、体のために食べるのか、それともおいしさで食べるのかがテーマです。

今の時代の食のキーワードは健康です。
とにかく健康を抜きにして食は語れなくなっていますし、いかに体に良いものを食べるかが重要視されてます。

ケンタロウさんは食わず嫌いはもったいないとした上で、「嫌いなものは無理して食べなくていい」と言います。
さらに「体に良くない食べ物でもおいしいなら食べる」とも言ってます。
体に良くなくても好きなものを食べようという主張は、教育的観点からは望ましくないかもしれませんが、一つの議論の材料としては面白いです。

たとえば、体に良いけどあまりおいしくないものと、体には良くないけどおいしいものなら、どっちを食べたいでしょうか。
ハッピー度で考えてみましょう。
体はハッピーだけど、気持ちはそれほどハッピーじゃない。
逆に、気持ちはハッピーだけど、体はそれほどハッピーじゃない。
どっちが本当にハッピーでしょうか。

健康が大事なのはよくわかりますが、それがイコールハッピーかどうかは別問題です。
体のためだからと好きなものをガマンしていてはそれもツラいです。
何をどう食べるかは、もはや生き方です。
ケンタロウさんは、別の本で「誰になんと言われようとも好きなものを好きなように食べる」と言ってます。
体のために食べるのも一つですし、たとえ体に良くなくても好きなものを食べるのも一つの生き方です。

そう考えると、体に良いから善、体に良くないから悪、ではありません。
ともすれば「正しい正しくない」「いい悪い」と分けがちですが、幸せかどうかという軸が入ることで、どっちも正しいということもあり得るのです。
幸せの形は人それぞれです。
自分はどうありたいのか、何をどう食べるのがハッピーなのでしょうか。

体のために食べるのが大事でしょうか。
それとも好きなものを食べるのが大事でしょうか。
体にも良くて、かつおいしくするには、何をどうすればいいでしょうか。
人間らしく食べるとはどういうことでしょうか。
どんな議論になるか楽しみです。

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