ケンタロウ

ケンタロウ本は、欲望丸出し本だ。

Twitter で「寿命と引き換えてまでも食べたい物」というのを見つけました。

私は、条件反射的にケンタロウさんのことを思い浮かべました。
ケンタロウさんは、そこまで何かを犠牲にして食べてはないとは思いますが、それでもいつも好きな物を食べている気がします。
もっと言えば、好きな物しか食べてない気さえします。
ガマンしてまで嫌いな物を食べる時間がもったいないくらいです。

何を食べるかは、どう生きるかです。
それくらいに大事なテーマです。
ケンタロウさんは、たくさんのレシピ本を出していますが、あれはすべて「俺の食べたい物」です。
当たり前ですが、ケンタロウさんの嫌いな食べ物は出てきません。
でも、それはすごいことです。
平均的に読者のことを考えれば、少なからず嫌いな食べ物が出てきてもおかしくないのですが、見事にゼロです。
思いっきり偏ってます。
見かけは読者のための料理本ですが、実は、自分のための自分の食べたいリスト集です。
完全に公私混同です。
混同しまくってます。
でも、それでいいのです。
だから、いいのです。
好みが偏ってるからこそ、キャラがより際立つのです。
八方美人的に無難なレパートリーもいいですが、それはそれで退屈でつまらないです。
思いっきり偏ってるけど、「俺がこれが好きなんだ」という思いが溢れまくってる方が、読んでる側も気持ちいいです。

あくまでもレシピ本と見せかけておいて、それが他人の役にも立ってるのですからすごいです。
ちゃんとウィンウィンの関係になっています。
よくケンタロウさんの料理は、シンプルで簡単で、でも豪快な感じがいいと言われますが、それはケンタロウさん自身が、そういう料理が好きなのです。
ケンタロウ本には、ケンタロウさんの好きなことしか出てきません。
すべてのケンタロウ本は、ケンタロウさんの好きな物でできているのです。

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