ケンタロウ

【ケンタロウさん】料理なんてそんなもん。

「ケンタロウの10分ごはん」(日本放送出版協会)のまえがきで
ケンタロウさんは、「料理なんてそんなもん」と言ってます。


もうこれだけで本のタイトルとして使えます。
「ケンタロウの料理なんてそんなもん。」
たったこの一言で、ケンタロウさんの立ち位置を見事に表現しています。
すべてのケンタロウ本のテーマは、「料理なんてそんなもん」です。

まさに料理って、そんなものなんです。
決して上から目線ではありません。
料理だからと、身構えなくていいのです。

真面目なレシピ本は、清く、正しく、美しく、作られてます。
おいしく作るために、一生懸命に、時にストイックです。
読者も、ちゃんとしなきゃいけないのかなとなんとなく感じています。

料理は、キッチンでの格闘技ではありません。
レストランの厨房なら、時間との戦い、コストとの戦い、ライバルとの戦いですが、
包丁や火もあるのでふざける場所ではないけど、肩肘張ってガチガチに頑張る場所でもないのです。

料理には、いろんな「こうしなくてはならない」「こうあるべきだ」があります。
たとえば、調味料の「さしすせそ」や魚の扱い方、野菜の切り方などです。
でも、ケンタロウさんは知らなくても問題ないし、できなくてもいい、と言います。
これこそが「料理なんてそんなもん」です。

できたに越したことはないけれど、できなかったからといって、料理失格でもないのです。
料理の検定試験だと不合格かもしれませんが、家での料理なのですから「こんなもんかな」でいいのです。
たとえその時はうまくいかなかったとしても、次作る時にやり方を変えればいいだけことです。
ちょっとの失敗は、失敗のうちに入りません。

つい真面目にしなきゃと思いがちですが、真面目すぎると、すぐに疲れてしまいます。
疲れると、料理をするのもイヤになってしまいます。
それはもったいないです。
ケンタロウさんが「料理なんてそんなもん」と言う大前提は、「料理は楽しい」を知っているからです。

料理は、思ってる以上に楽しいです。
頑張らなくても、気合いを入れなくても、いいのです。
料理なんて、そんなもんなのです。

 

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